Hokkaido

ぶあいそうな手紙のHokkaidoのレビュー・感想・評価

ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)
4.2
老人と若者の出逢いと交流を通じて、老いを優しく寂しく切なく描いたブラジルの作品でとても楽しめました。
ビアを演じるガブリエラ・ポエステルさんの大きな目に圧倒されました。
エルネストのただの狭量偏屈な頑固じいさんではないキャラクターが作品を魅力的なものにしている様に感じました。

現実的にはビアに金品盗まれ、下手をしたらグスタボに「俺の女に手を出しやがって」等と脅され身ぐるみ剥がされ、周りからは「だ~から言わんこっちゃない」位に言われる展開の確率が高そうですが、現実的な悲しい展開をわざわざ映画で迄観たくない自分にとっては、映画らしい夢のある優しいストーリーがとても好印象でした。

以下諸々、、、
・ひとつひとつの言葉を大切にしている印象で、スペイン語(ビアはポルトガル語?)の言葉の響きが綺麗だと初めて感じました。
・『歳を取って女々しくなった。』意地を張ること無く素直に言えるエルネストが素敵です。
・エルネストに似た優しい息子も素敵でした。
・チェスしながらの血液検査数値自慢大会が面白いです。
・クリスティーナ、良い人なのだけれど、、、
・冒頭、目が良く見えないので薬を落としてしまい、一旦全部捨てて一から出し直す、解ります。
・ストローで飲んでいたのは何?
・スペイン語は語尾がニャやニョの言葉が多いからでしょうが、「ニャニャニャニャニャ」と言うのがかわいらしいですね。
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