鷲尾翼

アントマン&ワスプ:クアントマニアの鷲尾翼のレビュー・感想・評価

4.0
【まとめシネマ】#923

【まとめ】
* 量子世界と征服者カーン
* 新しいアントマンの活躍
* 時を忘れたマーベルの始まり

ある日、キャスリン・ニュートン演じるアントマンの娘・キャシーが開発した量子世界に導く装置が暴走。ポール・ラッド演じるアントマン(スコット・ラング)一同は量子世界に迷い込む。本作の物語の舞台である量子世界は、もうひとつの宇宙のようなSFの面白さや楽しさが詰まった新鮮な世界観。そして、アントマンの前に現れるのがジョナサン・メジャース演じるマーベル史上最凶の敵、征服者カーンだ。『ロキ』で登場した在り続ける者とは違う悪の存在で量子世界を支配し、時間を支配する圧倒的な存在に、アントマンたちを圧倒する。

これまでのアントマンの活躍は、決して完璧ではないユニークなヒーローという印象だった。しかし、本作のアントマンは父親としての使命感やヒーローとしての責任感を背負って戦う。一回一回のバトルに覚悟を思うアントマンの姿に、様々な成長を思う。

本作で初登場した征服者カーンの存在は恐ろしい。エンドクレジットで明らかになるカーンの実態。そんな征服者カーンに立ち向かうのが、まだ見ぬMCUの新たな形。本作は、新たなマーベルの出発に過ぎない。
鷲尾翼

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