囲碁×バイオレンスアクションの妙！そして韓国作品らしさ全開の復讐譚！
貧しい家庭に生まれた少年は最愛の姉を失い天涯孤独の身になる。そんな少年に残されたのは、生前父から教わった囲碁の腕前だけだった。一匹狼の真剣師の棋士に才能を見いだされた少年は山寺で猛練習に励み、やがて心身ともにたくましく成長して下山し、裏社会のすご腕棋士たちと次々と死闘を繰り広げ、彼らを撃破していく。
設定から表現の仕方から、イイ意味でまるで漫画のよう！そんな漫画チックなプロットを実写でやりきってしまっているというのが素晴らしい！
賭け碁の“食うか食われるか”のヒリヒリ感が堪らないし、その対戦相手のキャラ造形の濃さが流石の韓国作品らしさ。囲碁のルールとか一切わからなくても全然着いていける。
主人公を演じたクォン・サンウの鍛え抜かれた筋肉美は驚嘆の一言！「腹筋が基盤の目のように割れている」というみなさんのコメントには笑ってしまった。そんな肉体から繰り出されるバイオレンスアクションの凄まじさ。囲碁パートの静とアクションパートの動の対比、コントラストが光っていた。
変な恋愛要素とかを入れ込んでこなかったのも、厨二感全開な世界観に於いて好感が持てた。
