のんchan

エルヴィスののんchanのレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
4.7
さすがの私もリアル世代じゃないです😅
お顔と雰囲気程度しか知識がないのに、なぜか観たい知りたい気分で楽しみにしていました🎶

初日朝一、名古屋39℃の中🥵でしたけどIMAXで鑑賞🤩
いや〜〜素晴らしかったです👏

癖があるというバズ・ラーマン監督作品を今まで観たことなかったので、予習の為に3作『ダンシング・ヒーロー』『ロミオ+ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』を鑑賞して備えました。その甲斐がありましたよ😆👍
確かに癖はあるんです。目が回りそうな早い画面切り替えや、画面分割(今風でYouTuberやTikTokerなんかにもウケそう)したりするので、好みは分かれるかな?私は楽しかった🥺

もうオープニングから圧倒される絢爛豪華、ゴージャスなジュエリー💎を散りばめたかのようなデザインは悪く言えばケバイのですけど、その世界観にドンピシャとハマって、音響のせいもあるだろうけど一気に惹き込まれてしまいました🥰

エルヴィスの生涯を、人気者になるまで、なってから、そして42歳での死の真相までを解り易く描いていますが、語り手は謎めいたマネージャーのトム・パーカー大佐(トム・ハンクス)視点です。この人物がエルヴィスの命を縮めた張本人でもあったのか🤭
トム・ハンクスは"ハリウッドの良心"とも言われているけど、今回は特殊メイクで太った悪役を演じています。

さて、今作が華々しく成功したと言って良いと思えるのは、まだ新人俳優でありながらこの大役を熟した"オースティン・バトラー"の圧巻のパフォーマンスでしょう✨🕺💫♬✨
実際のステージが再現されているかのように思える映像だが、真似しているのでなく、乗り移ったかのよう。彼は本人と見かけは似ていないにも関わらず、どんどん本人にしか見えなくなって行く。
若い時は細いのに、少しづつ貫禄が出て行き、話し言葉やオーラまでもを演じ分けているので、ファンじゃなくてもエルヴィスを、いやオースティンを好きにならずにいられない程に立派でした👏
主役、それも大スターを演じるというプレッシャーを見事に卓越していました🌟

子供時代に住んでいたメンフィスで、間近で見て聴いていたブラックミュージックの洗礼を受けて激震が走った⚡️ことから、自らの"ELVISとしての音楽"が出来上がったこと。そしてB.Bキング(ケルヴィン・ハリソン・Jr)とは友達関係になっていたり、親友ジミー(コディ・スミット=マクフィー)がいたこと、私的に胸キュンで嬉しかったのはリトル・リチャード(アルトン・メイソン)が出て来て『Tutti Frutti』を歌ったこと😆🎶
とにかく沢山の知識を知り得ることが出来た。

また華やかなステージ衣装は、監督と30年以上タッグを組み、製作と美術、衣装を担当した妻であるキャサリン・マーティン。メインキャストの衣装を手掛けたのは「PRADA」「Miu Miu」のミウッチャ・プラダで、も〜う目の保養だった。

そしてラストは"エルヴィス本人"を堪能出来るし、これは最高にエンターテインメントが充実した内容になっていました⭐️

上映が始まったばかりなのでこの辺で💦

暑いですけど...これは劇場じゃなきゃダメですよ🙅‍♀️
家庭の画面では物足りなさ過ぎます😐

バズ・ラーマンの最高傑作をぜひ劇場で🎦
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