正直言うと、劇場で何度も流れる予告をみた限りでは「駄作の匂いしかしねえ…」って思ってたんだけど、主演がオーテスティン・バトラーだから観た。ワンハリのとき超かっこよかったから！
音楽映画だし、観るなら音のいい映画館がいいなと思って、がんばって朝のうちに仕事終わらせて地元の映画館の中でも一番遠いところに行ってきたけど正解だった。冒頭からギラギラしてて音楽の使い方かっこよくて心掴まれた。
エルヴィスファンはどう思うかわからないけど、喋り声とか歌ってる時の動きとか似せてたのすごい。いや、エルヴィスそんなに詳しくないから似てるのか似てないのかわからないけどw オースティン・バトラーかっこよくって恋してしまった。素晴らしかった。。
〝I'm gonna show you what the Elvis is like tonight!〟
特に好きだったのは’Trouble’を歌うシーン。エルヴィスの反骨精神が描かれててむちゃくちゃかっこよかった。クリスマスの歌のくだりもよかった。このあたりまではスコア4.5〜5.0だせるくらい好きだった。
けどそれ以降は切ないシーンも多くてあまり楽しめなかったし眠くてあくびがとまらなかった。大佐は脇役にして、もっとエルヴィスのことをちゃんと理解してくれてるバンドメンバー達や、ジェリー・シリング達との絆みたいなのを中心に描いたアツい映画が観たかったけど、史実に基づいた映画だからしょうがないのかな。
シスター・ロゼッタ・サープとかビッグ・ママ・ソーントン、B.B.キングやリトル・リチャードら黒人アーティストがでてくるシーンは全部楽しかったなあ。彼の生い立ちとか黒人アーティスト達との交流などこれまでエルヴィス・プレスリーについてほとんど知らなかったけど、これ観たら俄然興味湧いた。
女性ファンがパンツをステージに投げ込む描写、’Elvis has left the building.’のところなど、最近観た映画で知ったエルヴィスについてのエピソードがこの映画で描かれてたのもうれしかった。シャロン・テート暗殺のニュースのくだりはワンハリ思い出して「いやまさにこいつがマンソン・ファミリーだったわけだけどw」となった。
