“知ってるかい？
脚のない鳥がいて
着地することは出来ないんだ
一生飛ぶほかにない”
もみあげと独特な動きが特徴のエルヴィスプレスリーの半生を描いた自伝的作品。
初めてのライブシーンとそこからのカムバック、死ぬ間際の実際のライブシーンまで。
遺族や音楽業界、医師たちの利害関係ではしょられ、脚色されまくったストーリーはともかく、ライブシーンがとてつもなく良かった！
一年かけてコピーしたという俳優オースティンバトラーにあっぱれ！
エルヴィスプレスリーという人物をよく知らなくてもここまで乗り移ってる錯覚に陥るほどの再現率
お陰でエルヴィスがどうファンを魅了していたのか良く伝わったし、私まで少しファンになってしまった。チョロぉ私。
それにしてもこの時代で薬物中毒にならなかったシンガーはおらんのかね。
“医師たちは心臓で死んだといい
ファンはドラッグのせいだという
でも彼は愛に死んだのだ”
というセリフ、痺れたな。
シャロテート殺害事件や
キング牧師が殺された時代、もう何も信じられなかったんだろうな。
それにしてもそんな詐欺師だけを信じてしまったなんて。
忖度が入っていたり事実と異なる部分があるとしても、純粋に楽しめた！しかし長い！
