歳重ねる度に時間がなくなってくる焦り。
10代や20代前半は夢が広がってなんでもできる気がしてたのに可能性がどんどん閉ざされていくような感覚。もう全部諦めたら楽になってそれはそれで良かったと思える人生になることもわかってる。
自分にもそんな感覚があったことを思い出させる映画。劇中に聞こえるチクタク音に本当に追い詰められてる感じになる。
結局才能ってのはずっと続けられるかどうかなんだよなぁ。センスがなくてもつまらなくてもこき下ろされても、それでも続けられるか。
今回の作品が素晴らしいと評価されてもそれで終わりじゃない。また、新しい作品を作る。それが終わったらまた次。それができる人が生き残れる人なんだよね。一つの事をやり遂げるのをできたとしてもまた次ができるか。
それができないと思った時に完全に諦めたなぁ。私は。その感覚を思い出させてくれる映画だった。
ネトフリドラマPOSEに世界観が似てるのは、主人公やってた俳優さんが出てたからだけじゃないと思う。
レントは苦手だったんだけどまた観てみようかなぁ。