このレビューはネタバレを含みます
人から教わったことを人に教えて世界はまわってる
教わってないことは上手く教えられないし
無理にしなくてもいい
気を利かせるとか空気を読むとか
誰にも教わってないんだから上手くやらないでもいい
下手にわかっているから
家族の、絵に描いたような幸せな4人家族の幸せを守ろうとする
でも、そんなゴタゴタや事情なんてわかってあげなくていいから
嘘をつかずに会いに行ってもいいよ
子供は大人の事情をわかってあげなくていい
魔法左官少女バッファローKOTEKO
セメント伯爵にモルタル、コンクリ
生き別れの父親に会うというストーリーはこれからの展開とリンク
めちゃシュールなアニメにまさかの号泣😭
無意識で自分の境遇を重ねているのかも
この家族全員を映す引きの画‼️
めっちゃ大好き
美波はアニメに集中
お母さんはちらし寿司を団扇で扇ぎ
帰ってきたお父さんは美波の邪魔をしないように距離を少し置いてアニメを一緒に見て
風呂から上がった弟はみんなにアタック
俯瞰で捉えた感じがすごくリアルな日常に映る
それぞれがそれぞれの行動を取る自然な感じ
『南極料理人』の最後で全員が食卓を囲むところを定点の引きで撮ってる画とおんなじ感じ
やっぱり沖田修一監督が好きだなぁ
それに古舘さんも最高‼️
アニメEDテーマ合唱しちゃってダンスしちゃうのがもはやかわいい
この冒頭シーンでもう心掴まれた
ガールミーツボーイ
ちらっと見えた屋上の人影、きっかけはそれ
コテ子メイトで意気投合！
階段降りながらアニメのセリフモノマネ合戦とうんちく語るのを長回しにするのめちゃくちゃ良い
あの別れ方を見失う感じ
もっと喋っていたいし、でも目的地過ぎちゃったし、まぁいいや！ってそういうのあるよね
ここから夏のすべてが始まる
書道家モジくん
まさかの新興宗教教祖のゴーストライターを務める家系
「今、親いないから」の三連チャンが好き😊
そしてお兄さんは探偵？？
なかなかに濃い
「女になるとアレだから」「アレなんですよね〜」
美波は何を知ってる🤣
千葉雄大の演技は違和感ないし、涙腺バグったお兄さんがホントにいい人だった
人の通帳見て泣いちゃうほど感受性豊かなのはさすがに良くないと思うけどね
「あれ絶対やばいやつですよ」
産みの父はまさかの教祖様
徐々に詰めていく父子の距離がたまらない
「美波は水泳部なんだな、アニメが好きなんだな、美波のこと何にも知らないな」
と砂浜で話してから
「お風呂沸いたから先入っちゃいなさい」といきなり父親っぽいこと言って照れて
教祖の時のことは包み隠さず教えてくれて
テレビを突然買ってきたり、こそっと『KOTEKO』のDVDを買ってたりして
海パン一丁で泳ぎを教わりにくる
少し変わってるけど楽しいお父さん
美波も美波で「かわいそうだから…」って理由づけしてるけど、もう1日もう1日とずっと止まり続ける
それは明らかにそこにいるのが楽しいから
光の眼、水泳
教え合いっこするのもすごく楽しそう
砂浜に名前を書くと海中から現れる美波
プールサイドに名前を書くと現れるもじくん
半紙から火が出るように、龍が出るように
不思議な力が宿る
マジメになればなるほど笑っちゃうから
告白も笑っちゃう
ホントは泣くほどに真剣なのに
最初に出会って仲良く降りた階段を駆け上っていく感じ
手のひらで目を遮る感じ
全部いいよなぁ、なっ！
何か凝った展開が用意されてるわけでも、重大な事件が起きるわけでもない
でも、ゆるりと延々とクスクス笑える
少し長尺だけど
これはこの先たぶん何回も観る映画
大好きだな〜〜〜
壁は乗り越えるんじゃなくて塗り替えるもの
by KOTEKO
