もえ

アダムス・ファミリーのもえのネタバレレビュー・内容・結末

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何と言ってもキャラクターが良い。不気味で世間とズレた倫理観を持ったファミリーたちが面白かった。何かトラブルが起きでもこの家族なら楽しんでいくんだろうという安定感があって見れるコメディ。演出がおしゃれ。
モーティシアの指先まで意識しているような所作の美しさ、浮世離れした魔女のようでありながら家族を想って働きに行ったり一人で直訴しに行ったり芯が強くてが好き。赤い爪と死人のように白い肌が印象的。面白いことをしても全て絵になる。殺しを良しとしているのに誰よりも家族思いで仲良しの夫婦がアンバランスで可愛い。
クレイブン婦人が悪役ながら一人だけ常識人なのでまともな行動をするだけで面白かった。婦人がフェスター(ゴードン)に自分を気の毒だと思わせて子供を縛る系母親であそこは真剣に胸糞悪くなってしまった。
あまりコメディ映画を観るほうではなかったがとても元気になる映画だった。また観る。
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