ゾ

永遠が通り過ぎていくのゾのネタバレレビュー・内容・結末

永遠が通り過ぎていく(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

全編通して画面作りがきれいで懐かしい光に溢れていてそんな記憶ないのにもう失われてしまったものを思い出したように胸が痛んで、でもそれが気持ちよかった。1話。入れ代わり立ち代わり2人の少女の役割が変わっていくので理解することはほとんど出来なかったけどすごく好き!とくに告白した男の子と告白された女の子の役割?を演じているところが好きだった。自分が不完全で不気味な怪物のように感じて、でも君が抱きしめ返してくれるなら、あるいは…という感情、わたしも何度も抱いたことがある。わたしの好きな人がわたしを受け入れて、愛してくれるなら、なんだって平気なような気がする。でもそれって相手からしたらよく分からない上に大きすぎるお願いで、ほとんど叶えられることはない。2話。キャンピングカーにたくさんの布と素敵なもの、男女、そして猫ってこんなに楽しいことあるのかな?と思っちゃった、カラフルな画面で見ていて飽きなかった。女の子はずっと裸足で、足は傷だらけで、逃げないために、逃げてきたために、傷だらけだった。首から肩のラインの美しさ、黒髪のストンとしたシルエットが素敵すぎて、ああいう細身ですらっとした女の子になりたいなって思った。3話。女の子2人がずっときれいで、でもたぶん2人は終わってしまったんだということしかわからなかった。あー!今日はしんどかったけど綺麗なものを見たらすごく大丈夫な感じになった。椎名うみさんの寄稿のイラストがめちゃくちゃ素敵だったしよかった。
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