他のレビュアーさんと同様、『ケルベロス』って主題に『紅の狼』なんて副題まで付けてるもんだから、完全に『人狼』の実写版かと思ったんだけど、実際は怒れるハンクへと変貌した主人公が汚職に染まる悪徳政治家をバッサバッサと無双する映画だった。
リベンジムービーやビジランテムービーって被害者によって真の黒幕が成敗される所にカタルシスを感じて好きなんだけど、この映画で言うところの黒幕って結局「誰？」ってなっていまいちハマらなかった。
確かに知事の汚職によって医療体制が崩壊して娘が死んじゃったけど、肝心の娘を殺した張本人って知事が黒幕だとかなんとか明言されてましたっけ？
あとこの手の立ち上がる系の映画だと、腹括ってから武器を調達し出すシーンが特に好きなんだけど（優しいお父さんが自宅の納屋に武器揃える出すシーンとか 笑）、この映画だと初っ端からライフルから対物ライフルまでなんの描写もなくアジトに揃えてて激萎えした。ただこれに関しては完全にただの好みの問題ではある 笑
トレードマークのマスクに関しては目が赤く光る描写が完全に電球点けたみたいにピカッと光るからなんかダサくて笑ったw
