みゆきち

世宗大王 星を追う者たちのみゆきちのレビュー・感想・評価

世宗大王 星を追う者たち(2019年製作の映画)
3.7
ハン・ソッキュとチェ・ミンシクが出てるなら!と初鑑賞、字幕版。

ハン・ソッキュは世宗大王(ハングルを作った人)を、チェ・ミンシクは科学者であるチャン・ヨンシルを演じる。

朝鮮王朝が隣国の明の影響下あった時代、奴婢のチャン・ヨンシルの科学の才能を認め武官の位を与え、水時計・天文観測儀器等を作らせた。彼の発明は庶民の生活に大いに役立った。
明国からの自立を目指し独自の文字を作ろうと考える世宗大王と、科学者として仕えた二人は絆を深めていくが、それをよく思わない人間もいて…

韓国の歴史を少し知ってないとわかりにくい作品。世宗大王は知ってたけど、チャン・ヨンシルのことは知らなかった上、輿の事故の事とか知らなかったので作品に入り込みにくかった。そして、時間が前後するので、それもわかりにくくてムズい。

でも、どんどん話が進むにつれ時代(時間)の前後はあまり気にならなくなった。二人の絆の方が深まって、身分の差を越えた友情のような関係がとても良くて。

そして輿の事故がおこって冒頭のシーンにやっとたどりついたけど、ここからがまた色々あって。
最後は泣けてしまったな…。ヨンシルと大王との最後のやり取り、尋問シーン、そして二人が言葉ではなく目でやり取りするシーンは涙しかない。

韓国語勉強したときにハングルの歴史も少し聞いた位しか歴史の知識がなかったのでちょっとわかりにくかったけど、実は二回鑑賞したら結構スッと入ってきた。
それにしてもハン・ソッキュ変わらんなあ。そしてチェ・ミンシクがめちゃめちゃ良かった。
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