志麻凛

ロード・インフェルノの志麻凛のレビュー・感想・評価

ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)
2.4
冒頭のストーリーに関係ない人物が襲われることで、メインの家族を襲う人物の怖さを引き立てる、動物パニック映画ような演出が良いね!そこで、展開をもたつかせずに特定の人物の狂気さを提示する、作品としての及第点が短く丁寧に描かれていていました。

激突!やアオラレなどの煽り運転系映画というジャンルがすでに確立していると共に、社会問題になっている事をつくづく思います。

激突!では、顔の見えない謎の男
アオラレでは、社会的に排除された男
今作では、完璧主義なサイコ男

と、様々な特徴があり、違いはありますが、共通しているのは見ていて、「この追い回している人、暇なんやなぁ〜」と思う事です。でも、激突!とアオラレを見ているのと違う感覚を持ったのは、「もしかしたら、道具が揃っているし、娯楽の一種としてやってるのでは?」という事です。殺虫剤放出器や防護服、怪しまれない用の三角コーンなどを白いバンに載せているのもその要因。どこ行くにも必ず、絆創膏を持っていく私以上に用意周到なのが実に怖い。とりあえず、小包丁とメリケンサックを持ち歩いておくヤクザ系の人と同じ雰囲気を感じました。

そして、このおじいちゃん
ほぼ殺虫剤だけで攻撃してくるので、ゲームで強いアイテムやキャラを手に入れたから、それだけを使うゲーマーのような雰囲気もあります。なので、他の攻め方が見たかったのが視聴後の率直な感想です
志麻凛

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