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鬼火のokaのレビュー・感想・評価

鬼火(1963年製作の映画)
4.0
「僕は手で物に触れられないのだ。それに物に触っても、僕は何も感じない」ひどく悲哀に満ちた話だが、人生に絶望している人に最大限に寄り添った作品とも言える。生きる理由を見つけるのは難しいが、客観的に見れば、ただ生きるだけでも十分に意味がある事がわかる。現実の空虚と孤独を、独特の空気感で描く実存的作品。
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