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鬼火のTOTのレビュー・感想・評価

鬼火(1963年製作の映画)
4.0
アルコール依存の男、愛を引き止めて自分の周囲を不動にしたかった男、自分が愛するように愛されたかった男の最後の48時間。
パリの喧騒の中で自分の満たされなさを再確認していく過程が、数年ぶりに見直した現在の方が骨身に染みて、しんどい傑作。
『オスロ、8月31日』のインスパイア元が『鬼火』と聞いたので観直したんだけど、こんなしんどい気持ちになると思わなかった…。
まあ、薬物とアルコール、オスロとパリの差で、テーマはほぼ一緒だからそりゃね…しんどいよね…両作とも好きだけど…両作とも傑作です……。
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