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眉村ちあきのすべて(仮)のtouchのレビュー・感想・評価

眉村ちあきのすべて(仮)(2019年製作の映画)
3.7
"さあ 何が起きているのか"
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眉村ちあきという才能の原液垂れ流しの天才。
奇抜な発想を下支えする貪欲なバイタリティと骨太な歌唱力、そして何よりセルフプロモーションの巧さ。
このセンスが天性のものだとすれば、彼女こそが真のカリスマアイドルなのでは。
映画という枠が窮屈に思えてくる問題作。
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観終わったいま、この作品は「眉村ちあきのすべて(仮)」と名付ける他なかったのだと確信する。
「何が映画を映画たらしめるのか?そもそもこれは映画なのか?」と問うのはナンセンス。
彼女の「音楽って自由でいいんだと思った」という言葉に呼応するように映画は変身を繰り返す。そう、映画も自由だ。
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眉村ちあき、才能のほとばしり方に山戸結希監督に近いものを感じる。
女の子の可愛さと力強さを画面いっぱいに引き摺り出す作家性全開で一本撮ってほしい。
「朝起きたら小松菜奈になってますように」って歌ってるくらいだし、相性良いと思うんです。
スポッテッドプロダクションズさん…どうでしょ…
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