主人公をみていると、もし他人の人生や忠告に耳を傾けないなら、自分の中から救いの言葉は見出す必要があるのかもしれないと感じた。
かつての自分と今の自分を比較したり、
「自分は病気なのだ」と他人に話す…
太陽を恐れ 影を擁護する
現実に馴染めないで
奇跡を待ち望むアラン
このままの僕を愛してくれ
全てが嘘なのか
サティ「ジムノペディ」がアランの
行ったり来たりする思いを現す
最期にスコット・フ…
このレビューはネタバレを含みます
アル中で入院してるアランは自殺を決意し、かつての仲間達に逢いに行くが・・。青春時代の夢を追い求めたまま、今の世に適応できない上、女をこの手に触れる事もできないと酒に逃げるが、絶望や虚無を抱えたまま生…
>>続きを読む「君たちに拭えぬ汚点を残し僕は自殺する」
虚無感を抱えながらも、髭を剃り、本を読んで(フィッツ・ジェラルド)、バッグに荷物を詰めて、最後までスタイリッシュに一発で死んでいった。
最期のこの言葉は…
アルジェリア戦争を闘ったアッパーミドルクラスの優男が世界に絶望して死んでいく話。冒頭からセックスに失敗するシーンで始まる。妻とのセックスもうまくいかずアルコールに逃げたと言うこの男、鬱病を患いまるっ…
>>続きを読む【輝かしい過去に捉われた承認欲求アル中男の運命の数日間を描くオシャレ鬱映画】
ああ、これはいわゆる“苦手なほうのヌーヴェル・ヴァーグ”だ。同じルイ・マル監督の「死刑台のエレベーター」はオシャレにし…
このレビューはネタバレを含みます
人生に虚無感を感じてしまったAlainが自殺するまでの話。
彼の人生よりも、あんな状態の彼に退院を促した医者が大丈夫か気になってしまった。
周りの人々は彼に優しく接するが、その優しさすらも受け取…