ヌーヴェル・ヴァーグの草分けルイ・マルによる自殺を決意した男の48時間の物語。
悲壮感漂うピアノの旋律と死を決意した男の目に映るパリはあの美しいいつものパリじゃない。
2023/1/25 1回目…
まだ私には分からない、大人な映画だった。
なので潔く低めで…
ラストに主人公は死ぬと示唆している点や、ピストルが劇中で出て来て、おそらくそれで死ぬと推察ができる点等々、この映画の十数年後に公開され…
エリック・サティに対峙して押し潰されない画面がどれだけこの世に存在するのかと考えると、この映画の凄さが分かる。
リマスターで初めて観たけど、この映画を支配する陰鬱なパリ、そしてアルコールの匂いが更…
負の感情を抑制できずに周囲に伝搬させてしまうこと自体は、鬱病である事実が免罪符として効いてくるのかもしれないが、この主人公にはもっと捻くれて、それでいて幼稚で自己陶酔的な自己中心さを感じた。例えるな…
>>続きを読むアル中で人生に嫌気がさした男の人生最後の2日間を描いたフランス映画。
ルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』はサスペンスとして結構面白かったんですが、今作はおしゃれな映像と哲学的で小難しい会話を楽…
このレビューはネタバレを含みます
一度巣食ってしまったものは、深く重く根を張り身動きをとれなくさせる。戦争で心に傷を負い酒に溺れ麻痺していた頭は、コップが空になることで鋭敏になり暗い方へと向かっていく。明確な計画が心に安寧をもたらす…
>>続きを読む★2256作品目
☆2023年︰43作品目
会った人たちが
後に主人公の自殺を知って
「この間会ったばかりなのに!
何か変な事言ったのかな!?」
って罪悪感に苦しみそう。
自殺なんて自己満足なん…