映画館で見ることが出来て良かった。
まず、音響がとにかく素晴らしかった。
オープニングから撮影と合わせて
かなり引き付けられたが、
白眉はバスのシーン。
バスのあらゆる音を拾い、劇伴が重なり
様々な…
バックグラウンドがほとんど見えてこないのすごい。なぜか他の席が空いてるのに席を譲ってくれと懇願する渡辺紘文。暗闇の中でバスだけが浮かび上がるショット等、夜を撮るのがめちゃくちゃ上手い。狭い家の中を撮…
>>続きを読む生まれる前に死んだ兄の気配に名前をつけて呼んでいたあの頃の自分はもはや遠くの別人で、いまはもう何も感じられなくなってしまった。でもそれはもしかしたら、目を逸らしているだけなのかもしれないな。顔あげて…
>>続きを読む今生がみえる場所にもそれ以上に死、というか生きていたということがあるんだなと思った、そしたら映画館がポツポツ空席だったけどそこに気配を感じて、同じように今座ってる私たちもその椅子や映画館の記憶になる…
>>続きを読む街の風景からひとつの部屋が選び取られるオープニングショットと、街に溢れる無数の声からひとつの鼻歌が選び取られる開巻が、実に自信に満ちていて頼もしい。
リヴェット的冒険譚は吹き上げられる紙片を掴み取…