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仔鹿物語のchihoのレビュー・感想・評価

仔鹿物語(1946年製作の映画)
3.5
昔の映画の良いところは、オブラートもくそもないところだ。
熊とわんこの戦いがマジで戦慄を覚えた。
犬が全然ダメージを被る気配がなかったので、熊五郎の歯は抜かれていたのかもしれない。
父性、母性はむしろ逆転していて、なんだ、昔の方が女性は案外理性的だったのかも、なんて思った。
野生の生き物を人間が飼ってはいけないんだと私も子どもの頃に聞かされたが、全く理解しなかった。
経験に勝るものはないけど、なんか、私も通ってきた道だけに、グレゴリー・ペックの「鹿を飼わせてあげたかった」気持ちがわかり、じわりとした。
子どもの演技が映画が進むにつれて明らかに上達していて、リアルな成長も見れます。
題名は子鹿物語ですが、小鹿が登場するのは映画が始まってから1時間後となります。
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