ジョー

ぐらんぶるのジョーのレビュー・感想・評価

ぐらんぶる(2019年製作の映画)
3.8
爽やかさと、むさ苦しさが同居するダイビングコメディ


北原伊織役 竜星涼の原作を再現しようとする熱量、
純粋にキレイで脱いでも嫌悪感のない犬飼貴丈、
この二人のおかげで笑い・ビジュアルの
どちらかだけに頼ることのない丁度いい映画になった。

離島の大学でスキューバサークルに入り、
ダイビングのライセンスを取るというストーリーは
原作漫画に準拠にしつつ、オリジナルの展開満載。
そして映画・アニメ作品のパロディオンパレード。
そこは英勉監督らしい。

映画化するにあたって、1時間半という時間で
どう一つの物語として完結させるかを考え抜かれた映画だった。
バラエティに富んだキャスティングは、一つ一つに理由があるのがわかる。全員が演技派である必要は無い作品だからこそ輝けた役者もいる。
そう、その1人が与田祐希。

彼女はビジュアル枠として選ばれたんだろうな~乃木坂の中でもメディア押しされてる方だし~というレベルの話ではない。

福岡市はどちらかといえば都会のイメージが強いと思う。
その中におよそ人口1200人の小さな島がある。
それが志賀島、与田祐希の出身地だ。

幼い頃から海に親しみ、水中の世界を見てきた彼女が
無類のダイビング好きである古手川千紗役を演じる。

その事実を知ってから見ると、まだ役を演じることが出来ない新人を起用した理由が見えてくる。

馬鹿騒ぎする裸の男どもの中で癒やしの存在になるだけでなく、本当に海が好きな人が映画の中にいるという事を重視したんじゃないかと思う。




ちなみに犬飼貴丈は泳げない