JM

デヴィッド・ボウイ 最後の5年間のJMのレビュー・感想・評価

3.4
デヴィッド・ボウイはいつも格好良かった。スタイルを常に変幻させたアイコンだった。亡くなった16年の直近5年間に仕事をしたミュージシャンや舞台、映像製作者らのインタビューや過去の映像で構成されるBBCによるドキュメンタリー、冗漫さが希薄でテンポよく進む。「ただのロックスターで終わりたくない」の発言通り、唯一無比の存在だったアーティスト、表現者の仕事の一端を丁寧に振り返る。ボウイの熱心なファンではなくても、彼の成し遂げてきたこと知ることができる見応えあるプログラムだ。それにしても、60過ぎてあんなにクールな人物はそうはいない。これまた天賦のものだった。
JM

JM