風車男ハリヲ

アンテベラムの風車男ハリヲのレビュー・感想・評価

アンテベラム(2020年製作の映画)
2.7
片や作家として成功を収め、片や農園で過酷な労働を強いられる、対照的な境遇の黒人女性が主人公。

作品に仕掛けられた“真実”には驚愕したし、それまでに感じていた違和感を伏線として落とし込むのが巧い。しかし、本作のシリアスな雰囲気の中で、このギミックこそが悪目立ちしてしまっているようにも感じた。

テーマ性と娯楽性のバランス感覚では『ゲット・アウト』に及ばずといったところ。