ゆき

Last Lover ラストラバーのゆきのレビュー・感想・評価

Last Lover ラストラバー(2020年製作の映画)
3.7
ばれちゃいましたか

美優と光希、二人きりの時間はナチュラルすぎて恥ずかしくなるほど愛で溢れてました。カップルの日常を覗きながら、違和感を覚え始める前半。
そして予測通りになった瞬間の鳥肌…ホラーが苦手な身には、笑っちゃうほど怖いシーンも。
ただ、常にベースにあるのはピュアな愛情だけ。
互いに「死」を受け入れて過ごす様子はなんだか物悲しくて、触れられることの偉大さに気づく一作です。
大事な存在が突然「過去」になった時、自分ならどうする?と帰り道に物思いにふけました。
劇場ではキャストの皆さんが揃って出迎えてくれるサプライズもありつつ。
壮大なラブストーリーではないけれど、形を変えながら共感を得られるだろう物語です。
光希のふざけ方が、ぐっとくる。人を笑顔にできる人は尊い。

***
同棲中の美優と光希。しかし、光希はこの世を去った。光希の死以降、美優に降りかかる不思議な事件。優しく気にかけてくれる同僚に気持ちを許し始めた矢先、光希が再び美優の前に現れた。
ゆき

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