シリーズ最終章(?)は、集大成的な位置付けに。
意外な人物の再登場含め、過去作を伏線とした序盤のストーリー展開及びチームの編成過程は面白い。
ただ、浅い人物描写、セリフによる説明過多、カットバックの多用、必然性に欠ける大味なアクションにはやや不満が。
それでも、3時間近く緊張感を保つのは見事であり、上記の不満も鑑賞中はそれほど気にならなかったのも事実。
総じて楽しめたが、“コレで最後”はなんか物足りないというのが本音でもある。
でも…
本作は前作以上にコロナ禍での色々な撮影制限があったであろうことは想像に難くなく、(おそらくは)脚本の変更や予算の縮小を余儀無くされたであろうと思う。
その逆境の中、これだけの作品を作り上げて世に出した功績は讃えられるべき。
で、その点を考慮して評価は甘めに。
※Dolby Cinema字幕版で鑑賞