ミッションというものは『緻密に作戦が練られる物』
その緻密さに『インポッシブルな条件』を組み込み、視聴者の気持ちをかき乱す仕組みは『まさに原点回帰!』
地球上の人間すべてに脅威となる兵器。
それを追った主人公たちは、起動キーを手に入れたわけだが…。
その兵器を停止しなければ解決しない!
解決のために世界を巡れ!イーサンハント!
から始まる本作。
非常に濃密なミッションをこなし続ける本作は、パート1における原点回帰(出てくるキャラクターの関係値にフォーカスしたサスペンス)示唆をそのままに、ミッションに取り組む姿勢も『厳密こなす』ように見受けられました。
IM2にて『とんでもアクション映画』に舵を取り、派手になり続けた本シリーズはある意味『派手さが先行している』とも言えました。
※もちろん楽しく鑑賞させていただいたわけですが。
この派手さをそのままに『ミッション完遂のため解像度を上げる』工程が追加されたのは、ただのアクション映画ではなく『しっかりと諜報員』としての役割を最終章でイーサンに全うさせたい!
その意気込みを感じる出来栄えと感じました。
目に驚きと感動を与えてくれるトム・クルーズ演じるイーサン・ハントはここで終わりを迎えるわけですが、最終章で『原点回帰』したことは、ある意味『ミッション・インポッシブルを周回して楽しんでね!』というメッセージだったのかもしれません。
ぜひイーサン・ハントの最後の雄姿劇場でご鑑賞してみてはいかがでしょうか!
※パート1未鑑賞の方はぜひ1からどうぞ!