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トルーマン・カポーティ 真実のテープのMALPASOのレビュー・感想・評価

3.7
映画『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』

カポーティを知る人のインタビューで構成された彼の人生を追ったドキュメンタリー。
フィリップ・シーモア・ホフマンの映画「カポーティ」では「冷血」を書き上げるまでの6年間が描かれていた。この映画にも描かれなかった「冷血」にまつわるエピソードも登場する。「カポーティ」では死刑囚ペリーの自分と似た生い立ちに共感し友人として描かれるが、このドキュメンタリーでは恋愛の対象として語られている。

カポーティが原作と聞いて意外だという声も多いが、映画「ティファニーで朝食を」はシンデレラ・ストーリーになっているけど、ハッピーエンドでもないし、原作のままなら、オードリー・ヘップバーンをキャスティングしないだろう。終わりもハッピー・エンドじゃない。

アンディ・ウォホール、ミック・ジャガー、スタジオ54のエピソード、
同性愛、アルコール中毒など、天才作家のいろんなことを知ることができて興味深く面白い映画だった。

カポーティは、街の描写などがすごく上手い。ニューヨークの風景なんて、においまで想像しやすい。

この機会に読み返そうと思う。