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とらんぷ譚のkazu1961のレビュー・感想・評価

とらんぷ譚(1936年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「とらんぷ譚」
ORTitle:「Le Roman d'un Tricheur」
▪️First Release Year : 1936
▪️JP Release Date : 1993/03
▪️Production Country : フランス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-295 再鑑賞
🕰Running Time : 77分
▪️Director : サッシャ・ギトリ
▪️Writer : サッシャ・ギトリ
▪️MusicD : アドルフ・ボルシャール
▪️Cast : サッシャ・ギトリー、セルジュ・グラーヴ、ピエール・アッシィ
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 399/1001
▪️Review
🖋オープニングクレジットから良いですね!とてもお洒落で滑稽で、アイディアに満ちた異才サッシャ・ギトリの1人舞台の作品ですね!!

🖋 フランス劇壇の異才、サッシャ・ギトリが自作の小説「詐欺師の物語」を映画化、監督・主演・脚本を1人で務めた異色作です。若くして突如、天涯孤独の身になってしまった呑気な詐欺師の危機一髪、波乱万丈の冒険譚を、モノローグとモノクロ映像で息もつかせぬテンポで描き出しています。物語はまさにトランプをめくるように展開していき、可笑しみの中に人生の機微を見事に描いています。ラストの職業はグッドですね!

🖋冒頭の毒キノコのシークエンスは、特にシュールで印象的です。後の映画で毒キノコのシーンはいくつか引用されるほど有名なシーンですね。

😆物語は。。。
サシャ・ギトリー監督自身が書いた小説『詐欺師の物語』の映画化。カフェで男が自分の40年の生涯を徒然なるままに書き、回想していきます。ビー玉を買うためにお金を盗んだ若かれし頃の主人公は、親に夕飯抜きを言い渡されるます。朝起きてみると、なんと家族全員毒キノコを食べて死亡していました。善人が死に、盗人悪人が生き延びるその皮肉を背負って彼は激動の時代を送ります。戦争、運命の女を経てやがて彼は詐欺師へと進化を遂げていくのでした。。。

▪️Overview (映画. comより)
フランス劇壇の異彩で、今日では映画界にも独歩の地位を占めているサッシャ・ギトリーが自作の小説『詐欺師の物語』を自ら脚色・監督・主演したもので、彼の第二回のトーキーである。そして全篇彼のモノローグによって筋を運んでいる異色作品である。ギトリー以外の出演者は彼の夫人で彼と度々共演しているジャックリーヌ・ドゥリュバック「乙女の湖」「或る映画監督の一生」のロジーヌ・ドレアン、「巨人ゴーレム(1936)」「隊長ブーリバ」のロジェ・デュシェーヌ、「望郷(1937)」のフレール、新人ピエール・アッシィ、「コゼットの恋」のマルグリット・モレノ、「上から下まで」のポーリーヌ・カルトン、「最後の戦闘機」のセルジュ・グラーヴ少年、「夜の空を行く」のピエール・ラブリ、ガストン・デュプレー等である。音楽はアドルフ・ボルシャール、撮影はマルセル・リュシアン、装置はピエール・メネシエが担当している。なお日本版はギトリーに代わって徳川夢声がモノローグを受け持っている。
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