老後の資金がありません！のはまやらわのネタバレレビュー・内容・結末

王道で分かりやすい昭和っぽいストーリー。脚本も手堅く、誇張とリアルを上手く組み合わせたバランス感もいい。お経が葬式の費用に聞こえたり、音楽に小銭の音がしたりのギャグとか。
でも、現代的なテーマも盛り込み、ターゲットでもある、すでに老後を過ぎてる人たちが喜びそうな内容。
実際、鑑賞中の周りの人々はほとんどがお年寄り。この映画、本来は若者達に見てもらうべきシミュレーション映画だと思う。
そんな、シミュレーション映画にも関わらず、面白く感じるのは、出てくる芸達者な役者の力が大きい。
また、竜雷太と藤田弓子の夫婦がバカすぎて笑った。

以下気になったところ
●嫁と姑の仲良くなるエピソードとしての成り済ましの話はこの映画の白眉。三谷幸喜、毒蝮の配役も上手い。
●最後のデュエット口パク。
●一年間丸々公開延期してよく誰も死ななかった。あと、監督の別の映画「そしてバトンは渡された」が同じ日に公開は驚いた。