昔、魔女裁判では、被告人の手足を縛って水に投げ入れて、沈めば人間、浮いてきたら魔女め!だったらしく、呼吸しようと浮いてきたら有罪として火あぶりで処刑、何もしなければ沈んで溺死、
ぐらい不条理だった気がする、テストジャンパーが飛べたら安全ってやつ。
競技の続行は、視程や風速、天気予報など客観的基準で決めればいいし、環境整備面は機械化するとかやり方あるはず。あと、次の日に続きやればいいじゃん。
自己犠牲と国威発揚プロパガンダうんぬんは言い過ぎな気もするし、タイトルが「ヒノマル」表記で少し調整入ってる気もするので、激烈な嫌悪感は和らいでいるけども(それが逆にこざかしいとも言える)、
タイトル変えて、ラスト、テストジャンパーのジャンプでバッサリ終われていたら、オリンピック自体や結果至上主義への批評性もあって、
ワンスアゲイン物語、下剋上物語として楽しめたのに(どうせ一軍たちの結果は知られているわけだし)。
そんなことはどうでもよくて小坂菜緒のお話。
小坂は絶対的な不変の日向のアイコンだし、存在は飛び抜けてるのに、普段は地味に目立たない佇まいが大好きなのだけど、
この役には厳しかったんじゃないか。結構なキーパーソンだったし。
でも、これ他に誰なら?って考えた時に、
身体性に説得力のあるLDH系で石井杏奈なり、それこそ土屋太鳳とか、ちょい前なら山崎紘菜がやってそうだけど年齢的に卒業で、
この「真っ直ぐスポ根の女子高生役」ができるイメージ(長身?演技経験があって動員も期待できる?)の席、今、空席になってる気がする!
久保田紗友?南紗良?吉川愛?駒井蓮?しっくり来ない気もするし、なるほど坂道系に逃げたのも理解できる。
これを考えるのが楽しいので、この作品にも意味があったということで。