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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女のasamiのレビュー・感想・評価

3.8
『パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女』
映画館にて視聴。
パク・ソダム主演。
韓国でも大ヒットしたアクション映画。



釜山の廃車業者、ペッカン産業の裏の顔は、ワケあり荷物を届ける特殊配送会社「特送」。
天才的なドライビング・テクニックを持つウナがある日引き受けた依頼。
それは悪徳警官に追われ、海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーのドゥシクとその息子ソウォンを港まで運ぶこと。
しかし、待ち合わせの日に、ドゥシクとソウォンの居場所は追手にばれてしまい、
ドゥシクは殺されてしまう。
300億ウォンが入った貸金庫の鍵を抱えて逃げてきたソウォンを連れて逃げるウナ。

2人を追うのは貸金庫の鍵を狙う悪徳警官、冷酷非情な殺し屋。
さらには「脱北」の過去を持つウナを調査する国家情報院までをも巻き込み、
2人の命がけの追走劇が始まる。



『パラサイト』で一躍世界に名を知らしめたパク・ソダムと、
同作品で、寄生される裕福な家庭の子ども役だったチョン・ヒョンジュンくんが再共演。
なるほど息がぴったりなはずです。

まずはウナのキャラクターが良い!
カラフルに染めた髪、何にも執着しない瞳。猫といるときだけ愛情に緩む頬。
ドライバーとしての腕と危機管理は天才的。
なんて素敵なんだ…
(彼女はガンの治療でしばらくお休みしていましたが、元気になられたそうで良かった)

さらに『新・感染』で「列車を止めるなこの野郎」と叫びまくっていたクソ親父でお馴染みのキム・イソンが今作では愛すべきボス、ペク社長役です。
やっぱりこういうベテランがいると作品が締まりますよね。

でも私が今作で1番注目したのは、
悪徳警官ギョンピル役のソン・セビョクさんです…なんて…セクシーなんだ。
衣装も相まって、『レオン』のゲイリー・オールドマンを彷彿させました。
はあーもう1度見たい。
あまり馴染みがない俳優さんでしたが、これから注目したいです。

さらに安定の「ボスの右腕役」ホ・ドンウォン。
ヨム・ヘランもギョンピルを牽制する国家情報院のキーマンとして出演。

暴力シーン、アクションシーン、
そしてカーチェイスは、
韓国映画ですから、それは高いレベルです。
リアルで恐ろしく、でもスカッとします。

『グロリア』『ベイビー・ドライバー』
『トランスポーター』『レオン』
“子どもを守るプロフェッショナル”
“凄腕ドライバー”
私たちが愛するテーマの映画たちに、
また新しい作品が加わったように思います。

ぜひ映画館で観てほしいです。
これは次回作あるかもな…
それにしても日本の副題何とかならんのかしら。

特走
パーフェクトドライバー
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