まっきー

星の子のまっきーのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.6
219 2020/12/3 テアトル新宿

ジョジョがよぎった。
軍国教育も宗教も、純真な子供は信じてしまう。
人間は考える生き物で、過去を記憶し、未来を憂う。気まぐれに降りかかる幸や不幸の理由を知りたがり「おかげ」とか「せい」とか、何かとこじつけがち。
善悪や倫理道徳の教育には神話やたとえ話も有用だし信念や哲学も人を強くするけど、良かれと思って人を誘い集会を始めると組織運営のための経済行為とヒエラルキーが生まれる。
規律が厳しい程達成感と依存度が高まり、過去を否定する怖さ、サンクコストと割り切るのは難しい。
信仰は自由だけど、科学や世間の物価と照らし合わせて非合理な点はないか、冷静に見つめ直した方がいい。
この映画がそういうきっかけになれば良いなぁ。
それにしても岡田将生と高良健吾のイケメンっぷりは罪深い。
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