ぶんぶん

星の子のぶんぶんのネタバレレビュー・内容・結末

星の子(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

新興宗教やってる
子供のいる親に見てもらいたい!

何かが起こるわけでもない地味なストーリー
でも考えさせられる
信仰宗教の2世達の話だった。

エドワードファーロング !
ブサイクが治るメガネ!カッパ!オモロい!

岡田将生の素晴らしい演技!
ああいう役をやらせたらハマるよね!
告白!悪人!あの役もヤバかった!酷い!
良い意味で!本当に酷い!笑
気持ち悪い水をしまえ!ヤバい!
酷い先生だけど
変われるきっかけと考えると良い大人だ。

信者2世…
自分が知らないだけで
周りにそういう子は少なくないと思う。

最初に宗教家を知ったのは姉の中学の友人
親や親戚はソ○カ学会の幹部らしく
家に遊びに行ったらば超豪邸!
友達の部屋は20〜30畳はあるような広さ
おやつもスネ夫的な素敵なスイーツ 笑

最初のうちは楽しく遊んでいたが
そのうち宗教の話ばかりになり、
ウンザリした姉は興味ないと突っぱねると
そういう人は地獄に落ちる!と一喝!
しばらく落ち込んでいた事があった。
小学生の自分は嫌な奴だ!と思ったけれども

二人目は中学生の時の転校生
家に遊びに行くとなかなかの質素な家…
まぁ、はっきり言ってボロ屋!
なのに不釣り合いな超豪華な家具。
それが衝撃的でよく覚えている。
仏壇みたいなものと大きな立派なキャビネット
○○大作全集似たような本が何十冊も収まっており辞典なのかな?と思ったけれど…

それが宗教と知ったのは大人になってから

転校生は母子家庭のようだったが
内縁の夫と社会人の兄と中3の姉がいた。
母親はお酒で身体を壊し働かず

転校生も訳あって
小五まで児童施設に預けられ
家族と住み始めたばかりと言う。
長く母親といた姉は中卒でプーになり
後になんと母親の内縁の夫と結婚!複雑!

転校生も高校に進学させて貰えず
担任の先生が工場に学校がある会社を探してくれて就職?進学?した。
8時から17時が仕事、学習は18時から21時
4年間勤め上げれば高校資格を貰えるという。
過酷だぁ…
これがまさかの平成の話なんだよね…

無事に卒業!
さらに貯金で進学!偉い!
仕送り+度々のお金の無心は続いてて…
その子の兄は20半ばで亡くなってた。
理由は聞いてない。

映画の中でも主人公の家は宗教に嵌り
姉は親に嫌気が差して家出。行方知れず…
どんどん貧乏になっていく
家を手放し、食事にも事を欠いている
あげく親は娘の修学旅行の費用も出せない
宗教に蝕まれている。

主人公の家族は姉を除いて凄く仲が良い。
友人にも恵まれていて
母親の兄、伯父さん家族もとても良い人だ。

抜け出せるチャンスはあるけれど難しそう。
同じ学校の中にも信者2世がいるし
宗教活動を通して仲間もたくさんいる
一人ひとりは良い人なんだけれど…

ただ大袈裟に物事を言う子が気になった
親に一生会えないよ
親にああやって脅されて育ってきたんだろう。

あぁ…
子供が出来たら宗教ちょっと辞めねぇか?
ぶんぶん

ぶんぶん