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星の子のmovieloversjのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
2.6
小さい頃に病弱だった主人公を治そうとするのがきっかけで新興宗教を信じる主人公の両親。芦田愛菜演じる主人公は、その両親の下育つ。
新興宗教の中で育つ純粋な子供の視線で周りの世界を描く。

新興宗教の異質性(洗脳や、リンチなど)が、会話から透けて見える部分もあるが、中学生の主人公が直接目にするものではなく、どこか現実味を帯びない、遠い世界の出来事のように語られる。
平素の感覚だと当たり前に思える新興宗教を信じない周りの人々が、この映画の中では、全く異なった感覚で見えてしまう。

家族で夜空をみるラストシーンは、家族や主人公のこれからの可能性を示唆しているのだろうが、色々な可能性を伺わせる。

人によって、受け止めるメッセージはさまざまなのだろう。
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