このレビューはネタバレを含みます
主人公ちひろ(芦田愛菜)は乳児期に病弱で、わらをもすがる思いで両親がつかんだ一本の糸。それが怪しい宗教の水。ちひろは宗教どっぷり両親に愛情深く育てられ、中学3年生に。そこで教師に恋をする。が、ある事件が起こり、ちひろの価値観は少しずつ崩壊していく。
揺らぐ信仰心の行方、家族との関係は…。
宗教のせいで姉は家出し家庭崩壊に近いけど、両親とちひろの関係は良好だし、両親もちひろを愛してる。でも拭いきれない違和感。宗教にハマる怖さを感じた。
ちひろを支えてくれる幼少期からの親友(かなり毒舌だけど優しい)も、その彼氏も観てて心強かった。素敵な親友がいてくれて良かったよね。
ラストシーン。三人で寒空の下に座り、流れ星を一緒に観られるまで帰らないと肩を寄せ合う親子の背中。そこだけ見ると美しいのに、彼らの明るい未来は私には見えなくて、すごく複雑な心境になった。これからどうなるのかな…。
今作、出演者が豪華すぎてまず驚いたし、芦田愛菜ちゃんの演技力にはただただ脱帽。永瀬正敏さん、原田知世さん、黒木華さん、高良健吾さん、大友康平さんも流石の演技力だったなぁ。
エドワード・ファーロングというパワーワードが存在感を発揮してた!確かに彼は美しかったよね…。
スニークプレビュー試写会にて鑑賞。
どうもありがとうございました。