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星の子のykkのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.7
原作未読。

怪しい宗教にハマっている両親に育てられた中学3年生のちひろが、淡い恋心を抱いていたイケメン教師に両親の怪しい行動を知られたことをきっかけに自分を取り巻く環境に疑問を抱きつつも家族に対する想いもあったりで葛藤する様を描いた作品です。

ちひろのゆれる気持ちを芦田愛菜が女優の完全体とも思えるような表現で演じていたように思う。宗教はコミュニティでもあり心のよりどころにもなりうるので悪いものだとは思わないけど何事も限度があって盲信してしまうのは端からみると本当につらいものがある。高校の時、友達が、土日は集会があるから遊べないし、宗教上の理由で彼氏と別れを告げたと言っていて、え?そんな縛りあるの?!と驚いた記憶がある。彼女もちひろのように疑念を抱きつつも家族を愛しまた家族にも愛されていたと思うのであんな風に葛藤していたのかもしれないなと今さらながら思った。

三人で揃って流れ星が見えるとよいなと思った。いや、四人かな。
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