あじぽん

星の子のあじぽんのネタバレレビュー・内容・結末

星の子(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます


これ…思った以上に重い。重すぎるテーマじゃないですか?
「好きな高良健吾が出るから見よ〜」と軽い気持ちで見始めたら終始不穏な空気。しかも高良健吾2シーンぐらいしか出なかったしラストもよく分からなくて、プリーズ解説!ということで一度解説読んでから感想書いてます。

本当カルト宗教って取り込まれたら終わりだよね。私も中学1年と大学生の頃に宗教勧誘をされた。自分の信念とかあまり無くて揺らぎやすい私だからか正直どっちの時も片足を踏み入れそうになった。
その時止めてくれたのはちーちゃんとは真逆で母親だった。母親は止めなさい!と強く言ってくれたから今も私は取り込まれてない。
もし、そのまま入信してたら私は洗脳されていたかもしれない。

家が立派な一軒家から明らかに小さくなっていて金銭的にもかなり搾取されていると伺えるし、水だってコンビニよりも高いって…。娘の視点だからあまり描かれないけど、新興宗教の闇をすごく感じた。

そしてちーちゃんは自分達、少しおかしいかもと気づき始めていて…研修の時もなかなか母親に会えない、ちーちゃんには見えて両親には見えない流れ星。終盤はちーちゃんと両親とのすれ違いが少しずつ見え始めていたけど、このまま新興宗教に取り込まれるか抜け出すか。
14、15歳なんてまだ親の影響力がある。出来ればちーちゃんには逃げ出してほしいけど…何とも難しい。

モヤモヤしながら見てたから原作も読めたら読んでみたい。
あと先生。イライラする気持ちは分かるけど皆の前で説教する内容ではないだろ…。
あじぽん

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