僕にとっての永遠のミューズ・原田知世に緑色のジャージを着せ、頭から水を浴びさせたか…しかしこのバカバカしい宗教にハマる原田知世は妙にリアルだなと 笑
父・母、そして姉と暮らすちひろ。父母も姉も優しくて大好きだが、あるとき姉が家を出て行った。その原因となったのは、父母が信じる怪しげな宗教。でもちひろは、それを否定せず、平穏に生きてきた。中学３年生となったちひろは、新任の教師・南に恋をする。南は、子供のころから面食いであるちひろにとって理想的なイケメン。だがこのイケメン教師との関係がちひろの心に波風を立てる…
不思議な映画。怪しげな宗教が女子中学生の日常に入りこんでいるんだけど、それを決してネガティブに描いていない。「カルト宗教＝悪」といった、これまで映画やドラマでお決まりのように描かれてきた「常識」が、ここには見えない。
むしろカルト宗教を批判する人間こそが「悪」の側面を見せる。大上段に正義を振りかざすこの教師が、実は利己的でしかないという視点なんてまさに。
久しぶりに見た芦田愛菜ちゃん出演の映画。彼女が演じるちひろが感情を発露させるシーンが（確か）２度あるが、ここがいい。女優になっているんだなと。
しかし原田知世が宗教上の理由からコーヒーを拒むとは。ブレンディの彼女が…笑
