順慶

ジョゼと虎と魚たちの順慶のネタバレレビュー・内容・結末

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載中のマンガを読んでいた。公開してからかなり経つが、人が入っていたのは、大阪がロケ地(?)だったからか。私の住んでいる街に、ジョゼと恒夫いるような実在感があった。

車椅子のジョゼは心を閉ざしている。小説を読んだり、部屋にこもって絵を描いている。見たことのない海、泳ぐ魚を妄想して書いている。
家のそのは危険な世界と祖母から教えられている。外の世界には虎がいる。

この映画は、恒夫とジョゼが出会って、恋に発展して、諦めた夢を取り戻すストーリー。恒夫はメキシコへ留学する。ジョゼは絵本作家になる。

恒夫はジョゼに絵を描くことをすすめ、ジョゼは自作の絵本で、恒夫の諦めた夢を取り戻させる。影響されあって、自分を知るという前向きな展開がいい。自分を犠牲にするんじゃない。お互いが自立しようとする。
このレビューを書きながら映画「恋は雨上がりのように」を思い出した。
自分はこういうストーリーが好みなのかも知らない。思ったより泣いた。

恒夫がバイトするダイビングショップへ行ったジョゼが、嫉妬する。それからの舞とジョゼの女の戦いがなかなかかわいい。

見取り図の盛山の声、すぐわかった。リリーはエンドロールまでわからんかった。
順慶

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