しろみさかな

ジョゼと虎と魚たちのしろみさかなのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
4.0
邦画は妻夫木くんが大好きなので閲覧済み。邦画の妻夫木くんが白米をかっこむシーンが大好きです。邦画の方はなんだか生々しく、不気味で、でも愛おしい感情になります。さてさて、アニメはどうだろうかとワクワクしながら見ました。正直そんなに期待していませんでしたが、何度もホロホロリしてしまいました(笑)自分がBBAだから涙腺がやばいのか…わかりません。思ってたよりもうわまってきたなって思いました。
アニメ版は全く違うモノになっていました。爽やかで繊細で切なくて…。ビジュアルも綺麗ですし、普通に見やすいので、万人受けするなと思いました。プラスそれぞれの挫折だったり苦しさ、もどかしさも描かれていました。アニメや映画だから、登場人物達が本音をぶつけ合うシーンがありますが、それも良かったです。綺麗事過ぎず、よかったなって思いました。
どうしても邦画と比較してしまいましたが、いい意味でアッサリもしていたし、うまく綺麗に編集された感じもあります。邦画の方の生々しさ、汚ねえあばあちゃんとベビーカー、ラブホの回転ベット…。大人向けの作品だったのだなと。(正直ラブホの回転ベットシーンはあってほしかった)アニメは大人になり始めているハタチ前後の、甘酸っぱい青春ストーリーに変わっていました。でもそれも良しな気がします。今っぽい。多分今の若い子達が求めるものってこんな感じなのかなって。
作中に出てくる、ジョゼが描く絵がとても可愛かったです。本当に絵本の挿絵みたいでした。あとで調べよう…。
あとやっぱ関西弁強すぎました(笑)そんなにバリバリの関西弁の人って最近少ない気がします…そこだけ突っ込ませてね(笑)あと大阪からダイビングできる海って近くにあるのかな…(笑)
邦画を見た方も見てない方も是非。色々比較したりしながら見てください。
余談、自分はお笑いが好きなので、すぐにモリシの声はわかりました。ビビッときました。(笑)
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