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ウィズアウト・リモースのKUBOのレビュー・感想・評価

ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)
3.8
今日は Amazon Prime の新作映画、トム・クランシー原作、マイケル・B・ジョーダン主演『ウィズアウト・リモース』を鑑賞。

シリアに囚われていた人質救出作戦に参加したネイビーシールズの隊員たちが帰国後命を狙われる事件が起きる。

この事件で妊娠中の妻を殺されたジョン・ケリー(マイケル・B・ジョーダン)は、ネイビーシールズの隊長(ジョディ・ターナー・スミス)らと共に、事件現場から逃亡したロシア兵を追ってロシアへと潜入する。

まず、戦闘シーンの迫力や、水没していく旅客機から脱出するシーンなど、もう「配信作品とは思えない」なんて言葉はいらない、完全な大作アクション映画だ。

だが、原作はトム・クランシー。単純な対立の構図で終わるわけもなく、怪しげなCIAの動き、全て筒抜けの作戦行動など、事件の本当の黒幕は誰なのか(?)、終盤はCIAや国家まで含めたインテリジェンス的な展開が待っている。

『クリード』や『ブラックパンサー』でブレイクした主演のマイケル・B・ジョーダンは、チャドウィック・ボーズマン亡き後、黒人ヒーローを引っ張っていくホープであろうし、ヒロイン的立場のジョディ・ターナー・スミスも凛とした姿がカッコいいニューブラックビューティーだ。

本作はトム・クランシーのジョン・クラークシリーズの第1作。エンドロールなかばのオマケ映像で、続編の『レインボー・シックス』についても語られるので、シリーズ化決定なのだろう。楽しみだ!
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