FREDDY

インビジブル・シングス 未知なる能力のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

マルクス・ディートリッヒ監督によるドイツ製のSFアクション作品である本作は、世界的な科学者で研究に没頭するあまり自分を全く相手にしてくれない母親・マリアの誕生日をサプライズで祝うため、音楽家の父親・クリストフとともに研究所に忍び込むもサプライズが失敗に終わったとある日に、母が開発した化学物質「NT26D」を誤って浴びてしまったことで、温かいものに触れると透明人間になってしまうという特殊能力が身についてしまった、ヒーローコミックが大好きで日々孤独な学校生活を送っていた12歳の少女・スーが、世紀の発明である「NT26D」を狙う謎の組織に母親を誘拐され、特異な血液を持つ自身の身にも危険が及ぶ中、イケメンだけど吃音持ちの転校生・トビーと、メカオタクのカヤ、人工知能のアルフレッドとともに謎の組織が目論む陰謀に挑んでいく様が描かれたものとなっているのだが、率直な感想としては、気軽に楽しめる子供向けのSFヒーロー・アクション映画といったところで、物語自体に真新しさはなくてこれといったエピソードもないですし、登場人物らのキャラクター性やバランスは決して悪くはないが、彼女たちを掘り下げるわけでもなく、それぞれが何かしらの特殊能力や得意分野を持ち、それを駆使して都合よく見事な大活躍。言ってしまえば漫画ですね。それでも何も考えずに視聴が出来る強みは惹かれるものがあり、続編があるならば観てみたい気もしないではない。それなりには楽しめました。
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