よしかつ

名探偵コナン 緋色の弾丸のよしかつのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)
3.5
◆コナン映画は年々アクション要素が大きくなって、推理要素が小さくなってる印象があるが、この作品も例によってアクションモリモリな一本。
スケボーアクション、カーアクション、列車でのアクションと楽しめる。
が、犯人特定に至る推理プロセスが今ひとつな点はすこしがっかり。

◆赤井ファミリーの活躍する作品。コナン作品といえば、①黒の組織、②怪盗キッド、③服部平次あたりが鉄板だったが、
赤井ファミリーも重要要素になってきた感じか。
漫画をしっかり追いかけていない人向けに、冒頭にキーパーソンの解説があり、安心して見られた。

◆キーワードは、①WSG(World Sports Games)、②超伝導磁気、③クエンチ(超伝導が熱暴走を起こして液体ヘリウムが気化)。
「クエンチってなんだ?」と思いながら鑑賞していたら、劇中でコナンも「??」となっていて安心した。
東京オリンピックや中央新幹線の時事ネタからなる。

◆ラストシーンでは、横浜、川崎あたりで犯人を追い詰めるカーチェイスとなるが、
地理的に明るくなかったため、今ひとつピンと来ず。地理に明るい人であれば、より楽しめると思う。
よしかつ

よしかつ