年々、スケールが大きくなっているコナンシリーズ。今回は赤井ファミリーがメインのお話でしたが、やはり発想が飛び抜けているというか、想像を超えてきた感じはコナン映画の良さであったかなと思います。
一方で、推理的要素はやはり物足りなさもありました。ここまで大味だとそうなるよね、だけどいいよね!と思えるのこのシリーズの良さであります。犯人がわかるかどうかというより、ちょっと深さが足りない感じです。
ただ最後の怒涛の展開は完全なる大人向けのテンポと展開の速さで、長年楽しんできた方々を飽きさせないスピード感だったなと思います。
これまでシリーズを追っていない人でも、最低限の説明で関係値がわかるように作られているし、必要最低限な情報で理解させていくという緻密さがわかる感じでした。正直、赤井ファミリーは僕も追っていませんでしたが、ちゃんとわかる作りになっていたかなと思います。
最近、ワイスピ並に建物や乗り物を破壊する傾向がある、コナンシリーズですが次回作は何をド派手に破壊するのかも楽しみです。
そろそろ夏休みで4Dとか出てきそうな感じがするので、是非劇場で見て欲しい作品です。
2021年公開作品 13作目