このレビューはネタバレを含みます
情緒不安定な女子高生ソラがじいちゃんの宝探しするお話。チェーンくらいさっと直せよな。
宝は日本刀と三八式歩兵銃。「鉄腕」というからそうでしょう。こんな感じでパクられたあの監督のオマージュでしょうか。何で世田谷ナンバーなんだ?
ロケーションが中途半端で、それだけでは到底成立していない寓話的世界。少女が早朝小銃担いでるのも銃声バンバン鳴らしてるのも無理がありすぎる。宅地に撃つなボケナス。画角や演出が酷くて日常の延長にしか見えない。
考証の概念がない手帳の中身。親父の道徳観と遵法精神どうなってるんだ?父娘の関係性の材料にするなよ。ツルハシとバールがシャベルって何よ。
後ろ向きの男も完全に珍獣拾ってきた扱い。心通わせるとお礼に絵を描いてくれるらしい。もう犬っころかなんか轢かせといた方が良かったんじゃない?
カメラワークはキレイで、演技もソラだけは割と良くて期待させられましたが、どんどん話のスケールが小さくなって興醒めの連続。ソラちゃんそんなこっ恥ずかしいことでカリカリきてたの?
字幕も変なところが多く、とりあえず寓意に意義があれば何でもいいという、ありがちなクリエイターの驕りが嫌というほど伝わってきた映画でした。