予告編が強烈だった。この映画の全ては、「車の事故で家族を亡くしたある男性が、過去に戻ろうと後ろ向きに歩き出した」という記事からはじまったという監督の言葉を知り興味MAXで観始めた。
まずモノクロで見る田舎の風景に吸い込まれてしまう。画面の吸引力がハンパない。
反面、終始イライラ、普通に対話することを拒絶するような登場人物たちにザワザワ。観る側の感情移入をカンタンには許さない。
目を見て話してくれたおじいちゃんとはわかりあえていたのに、目を合わせてもくれないお父さんとはわかりあえない。
という女子高生の台詞はありきたりだけど深く印象に残った。