もやし

コントラ KONTORAのもやしのレビュー・感想・評価

コントラ KONTORA(2019年製作の映画)
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何かを全力で訴えようとしている映画だってことは伝わってくるし、言わんとすることも何となくわかるけど、横道に何度も逸れるから結局よくわからない後味になってしまった。


昔二次大戦の戦闘機パイロットだったお祖父ちゃんが当時の日記を読みかけのような状態で亡くなっていた。
人生の全てに嫌気が差している感じの孫の女子高生はその日記に影響を受ける。
それと同時に町には後ろ向きに歩き続ける物言わぬホームレス並に汚い格好をした明らかにおかしな男が出現する。



祖父の死と同時に現れるってことはそういうことなんだろうね。

日記内の戦時中の性欲や愛に飢えた兵士の叫びと、現代における若き女子高生が重なって何とも言えぬ味わいを醸し出す。



これは何の意図なんだ?というシーンが多々あり、久しぶりに難しい顔で映画見ちゃってたと思います笑
全体に漂う何とも言えぬ不快感の正体が言語化できないです。前向きな話なのにね。
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