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プロミシング・ヤング・ウーマンのystkのレビュー・感想・評価

4.2
夜ごとバーで酔い潰れ、見知らぬ男に持ち帰られる女・キャシーは、かつて前途を期待された優秀な医大生だった。社会にのさばるグロテスクな(問題化されない)現実を映画で突きつける意欲作。凄かった。。このテーマをPG12におさめた努力よ。。

日本の宣伝は「ハーレイ・クイン」的なポップさを推してるけど完全に詐欺。ただし、その詐欺がきっかけでこの作品を見る人がひとりでも増えるならそれは正解、広範囲を狙った戦略も間違ってない。感想がバラバラに分かれるだろうし、怒りも悲しみも呼び起こすだろうし、見えなかった分断を示すだろうし、よくあることだとしたり顔もいるだろうし。。

胸糞映画と言う一部の評も理解。そして、この胸糞を現実社会で背負い続ける人たちもいる、しかも少数派ではなく世界の半分が該当する。衝撃的な事件を扱った作品のようでそうではなく普遍的な日常を描いていた。脚本も演出もキャリー・マリガンの演技も素晴らしいけど、点で語る作品ではない。傑作。