chaooon

プロミシング・ヤング・ウーマンのchaooonのレビュー・感想・評価

4.6
狂っているのは彼女か、社会か…💙❤️

『復讐エンターテイメント』と謳っている作品だから、かなり痛快な復讐劇を予想していたけど、割と深刻だわこれ😭
泣いたし、震えたし、ちょっと息ができない場面もあったけど、結末も含めてかなり好みではあった🥺
ショックも大きいけど、お見事であった…👏

テーマとしては結構重いところをグサグサ切り込んでいくんだけど、かといってシリアス一色かと言ったらそうでもなくて、全編通して鮮やかな色味と、インテリアや映像のお洒落さ、そしてなんと言ってもクルクル場面ごとに変わるファッショナブルなキャリー・マリガンに魅せられる😍
そう思うとエンタメ色はやっぱり強いか🤔
重すぎず、軽すぎず、絶妙で独特な感じがよかったかな!

バーで泥酔したフリをして、罠にかかった浅はかな男共を返り討ちにするキャシー🤕
キャシーが「制裁」を下した男の数をカウントしているけど、あの青と赤の意味を考えるとゾッとする…💙❤️
本編ではその真相は語られないけど…
その身を費やし復讐へ燃やすその執念は悲しみすら感じる🥺

巧みに罠を仕掛け、制裁を下し、痛い目を見せる。
だけどそのやり方は、とても理性的でとてつもなくカッコよかった🥺

「酔っていたから」とか「まだガキだった」とか、「ハメをちょっと外しただけ」とか。
そんな言い訳では通用しない、踏み越えてはいけないラインがある。
でも意外とそこって周りに流されたり、軽視しがちで安易に皆んな超えていくものなのかな…

その行動が誰かを深く傷つけるとか、未来を奪ってるって自覚のない男性たちにはもはや失望しかない…
痛い目見ても尚、自分の保身を真っ先に考えちゃうとか、救いようがない。

同じ立場であるはずの女性だって、当事者にならなければ、その痛みを知ることはないし、痛みを知ろうともしないんだって思ったら…怖さを感じたな…

たった1人の女が、この社会の歪みに挑んだところで、何かが変わるわけではない。
だからこそキャシーのあの行動は、グサリとくる🥺