シッカン

プロミシング・ヤング・ウーマンのシッカンのレビュー・感想・評価

4.0
いくら復讐っつったってやり過ぎじゃねぇ...?って思って、途中まではちょっとノレなかったが、最後のシーンでそれを大反省。

この映画って、過去に酷い目にあった人間が、それを忘れて呑気に幸せになってる人間を許さねぇ!殺す!って感じの俺の大好きなタイプの話ジャン!

何でそれに最後まで気づかなかったんだろうと考えるに、やっぱり俺が男であり、この映画を見てる間中、俺は絶対やらないって断言できないかもなあ、という負い目と気まずさがあるからだと痛感。

例えば、集団での強姦なり薬を飲ますような所業については即嫌悪感が沸くが、良い感じになった女の人が、酒いっぱい飲んでくれて、ちょっと性的にフランクになってくれたら良いなぁみたいな気持ちは、ぶっちゃけあるもんクソが!しかもそこで尻込みされるのはガッカリみたいな言説も飛び交ってるしヨォ... ただ、これも俺が男社会の広告のポイズンにやられちまってるって事なのかなあ...

もう一回、その辺の線引き、合意の有り無し、相手への思いやり、考えていこうと思いました。
シッカン

シッカン